リノベーションの失敗例について

リノベーションはどこで失敗するか

名古屋市北区在住 年齢:40代 性別:男性
以前から妻から何度も要望をされていたマイホームをこのたびようやく購入することになりました。

といっても新築ではなく、中古住宅として売られていたものを安く買いそこにリノベーション工事をするという方法です。

妻は結婚当初からマイホーム願望が非常に強く、これまでもかなり長い間住宅関連の雑誌を読んで知識を仕入れてきました。

当然新しく改築をする住宅についてもこだわりが強く、今からどんな住宅にしたいかということを相当気合を入れてアイディアを出しているようです。

そんな妻を見ているとつい「もしリノベーション工事が失敗したらどうしよう」という不安を感じてしまいます。

これまでリフォームやリノベーションに関係した仕事をされてきた人にお伺いしたいのですが、どういったときや場所に失敗は起こりやすいしょうか?

要望や意見はしかるべき窓口へ

by大工歴30年さん 年齢:50代 性別:男性
リフォームやリノベーションだけではありませんが、これまで大工として個人向け住宅の建築工事に長年携わってきました。

これまで私が経験してきた中で工事終了後にトラブルになりやすかった事例としては、まず「建築中の問題を工事担当者に直接言うこと」があります。

リノベーション工事ではまず最初に大手住宅メーカーなどが窓口になりそこでお客さんの要望を聞いて実際の設計図に落とし込んでいきます。

よく誤解をされていますが、そうして作られたリノベーション用の設計図を実行するのは住宅メーカーの人間ではありません。

中には一体的に設計から施工までしているところもあるかもしれませんがそれは業界的に本当に稀な事例であり、世のリフォームメーカーはほぼ全て下請けである施工業者に工事を依頼します。

ですのでリフォーム工事が始まってからそのお宅に行くのは最初にお客さんと話し合いをした企業の人間ではなく、全く異なる業者となります。

下請け業者というのは住宅メーカーからお仕事をもらう立場ですので非常に立場的に弱く、また1つの仕事として請けるため個人的な意見や工夫を差し挟むということはありません。

極端に言えば私達大工が仕事をしている時、仮に配管部に傷みを発見することがあってもそれを直したり連絡したりするということはないというような感じです。

当然作業中に見学に来たお客さんに実物を見てからやっぱりちょっとここを変更したいということがあったとしても、それを現場作業員に告げてもそれで改善するということはまずありません。

仮に改善をされるとすれば再び住宅メーカーの担当者さんに告げてそこから順に連絡を下ろしてもらうというケースですが、残念なことにそうして順番に情報が下りてきた頃には既にその部分の工事は終了しているということもよくあります。

なので、リノベーションの内容を現場を見ながら確認するということがないように、事前にしっかりと確認をしておく必要があります。

マイホーム建築に熱意のあるお客さんほど現場に足を運んで現地で指揮を取りたがる傾向があるのですが、私ども施工業者は直接の契約相手であるメーカーさんに言われたこと以外をすることができません。

その点よく理解しておかないとあとから「ああ言ったのに全然直してくれなかった」「自分の指示を無視された」といったクレームが起こりやすくなります。